クーラーボックスの実験2 - Dr.K
2018/06/25 (Mon) 18:47:19
容量7リットルのクーラーに1リットルのペットボトル氷。
前回の実験で、外気が20℃を超えてくると、ペットボトル氷の冷気による10℃以下の保冷は難しくなることが分かった。
と同時に、氷水であれば10℃以下をキープできることも判明。
今回は、その氷水の温度変化を確認してみた。
氷水は10℃以下になることは分かったが、逆に5℃未満となって冷えすぎないのか。
どれくらいの時間、効果があるのか。
早速、実験開始。
海水と真水を3:1で混ぜたように2%強の塩水を作る。
室内の外気温25℃。水温24℃。
9:00:塩水とペットボトル氷をセット。
1時間後:7℃ すぐに目標温度達成
1時間半:7℃
3時間半:5℃
4時間後:5℃
6時間後:4.5℃ 15:00外気温26℃
7時間後:5℃ 16:00外気温27℃
8時間後:5℃
9時間後:6℃ 18:00外気温25℃
↓
18:45:6℃ 氷全解
20:15:8℃
20:45:9℃
21:45:10℃
22:15:10℃
外気温が25℃前後であれば、ペットボトル氷は9時間強の持続時間があり、氷が解けるまでは、5、6℃の水温をキープできることが分かった。氷の全解後は、毎時1℃程度、水温は上昇したが、5~10℃を概ね12時間キープできた。
しかしながら、外気温が上がった場合や水の量を増やすと、氷を解かす熱量が増えるので、安定する水温が上昇するとともに、氷が全解するまでの時間が短くなると思われる。(熱量保存の法則など)
そして、もちろん、これらに魚が投入されるわけであり、その場合、持続時間、水温ともにさらに変化があるだろう。
当面は、2リットルの水に1リットルのペットボトル氷で丁度よいと思うが、真夏などでは、混ぜる真水を冷水にするなど、冷やすべき水の温度をできるだけ低いもの、あるいは氷の量を増やすなどの対策が必要だ。
現在のクーラーボックスであれば、1リットルのペットボトル氷で、
気温が
18℃以下:ペットボトル氷の冷気のみ
27℃以下:2リットルの氷水
28℃以上:2リットルの氷水
※500ccの真水を氷にチェンジ
が一つの目安かな。
クーラーの重量+水2kg+氷1kg+魚
さらにはタックル2セット
重てぇ~!